陳腐なタイトルですいません。
暇なので..
色々、修論の中間発表の用意とかが一段落しまして、何か好きなことを書きたいな、と。
ベスト1
Bjork
@日本武道館 Volta Tour 2008
もう、これは言うことがないですね。
まず、一応、ネガティブな要素を言っておくと、武道館はとても音質が悪いんです。
もともと、音楽の為の場所ではないし、武道館全体が音圧に耐えきれずに、
会場全体が、振動してしまうんですね。だから、低音はもちろん割れるし、全ての音が細かく聴き取りづらい。
そこで、Bjorkです。Bjorkと言えば2001年のパリでのライブ、"Vespertine Tour @Royal Opera House" が有名ですよね。
あのライブはDVDで観たことしかないけど、素晴らしい。
それと同じものを期待してはダメです。武道館では。そして、Volta Tour では。
むしろ、何故、Vespertine Tour があれほど素晴らしいのか、その本質を私は見誤っていたことに気付きました。
たしかに、Royal Opera House はクラシックの為の劇場で、音質は素晴らしい。
オーケストラと、Vespertineの時期のBjork の繊細さが、あの会場では、奇跡的にマッチしていた。ほんの小さな音さえも、愛でる、そのBjorkの姿に、それまでの、ややパンクなイメージを払拭され、度肝を抜かれたでしょう。私がそうでした。
ただ、Bjorkの本質とは、あのような繊細な、いわゆるクラシック的な静的な場所でのみ、発揮されるものではない。むしろ、こう言うべきでしょう。
あのような場でさえ、Bjorkの魅力は変わらない、と。
つまり、Bjorkの凄さは、「どこで歌っても全く魅力が変わらない」ということです。
簡単に言えば、Bjorkが歌いさえすれば、それがBjork。
Bjorkの声が、それ自体がBjork。
それが、武道館で証明された気がします。
Voltaは、やや攻撃的なサウンドのアルバムで、祝祭的な盛り上がりを、特にリズムから感じさせられるアルバムです。
だから、武道館の音響の悪さと合った、というのもあるかもしれませんが、話はそう簡単ではありません。
ライブ一曲目は、Voltaの一曲目、"Earth intruders" で始まりましたが、セットリストは、ほぼ、これまでのベスト的な内容。
つまり、"All is full of love"も"joga"も"Hunter"も、普通に序盤から演ったということです。
そして、それらが素晴らしかった。もう、一緒に行った人なんて、二、三曲目で泣いていました。
歌声、そのものが、あまりに強烈に、頭の中に入ってくるのです。そして、声がでかい。
マイクを通しているから当たり前とか、そういうのではなく、
なんというか、声がでかいのが、歌う姿、声そのものから伝わってくる。
それに身震いするのです。
そして、ラストは"Hyperballad""Pluto"(!!) "Declare Independence"の三連発。
会場の音は割れ、もう歌声しかはっきり聴き取れないくらいでしたが、
あの祝祭感!多幸感!
完全に、Bjorkに押し切られました。
「どうだ、これが私の歌だ。文句あるか」
「いや、ないです」
みたいな感じでした。
..全然、文章で伝わらない...
めげずに、次はBest2の発表です...
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